日本歴史地名大系 「朝田神社」の解説 朝田神社あさだじんじや 山口県:山口市矢原村朝田神社[現在地名]山口市大字矢原椹野(ふしの)川の北岸、黒川市(くろかわいち)の東方に鎮座。祭神は罔象女神ほか一一柱。この社には旧朝田村内にあった周防国五宮の五宮(ごのみや)大明神が合祀される。旧郷社。五宮大明神の勧請年月は不詳であるが、明応六年(一四九七)四月一六日、大内義興が周防五社参拝をした折の記録である五社御参詣之次第(「注進案」所収)に「酉尅吉敷庄御立、則浅田(朝田)御着、五社(宮)へ御参詣、御神馬御神楽之次第同前云々」とある。「注進案」によると五宮大明神には暦応三年(一三四〇)の洪鐘があり、それは「豊前国京都郡堅嶋村浄土院鐘銘」とあったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by