ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「朝鮮人民共和国」の意味・わかりやすい解説
朝鮮人民共和国
ちょうせんじんみんきょうわこく
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【略史】
1945年8月15日に日本が無条件降伏すると,かねて独立運動をになってきた呂運亨,安在鴻ら民族主義者はただちに朝鮮建国準備委員会を結成し,朴憲永らによって再建された朝鮮共産党も加えて自主的な行政機構の創出を進め,地方ごとに人民委員会を組織していった。アメリカ軍の進駐を目前にした9月6日には,李承晩から金日成にいたるまで内外で日本帝国主義の支配に抗して闘ってきた人士を左右を問わず幅広く指導部に網羅した朝鮮人民共和国が発足した。しかし38度線以南に進駐したアメリカ軍は,呂運亨ら左派民族主義者や共産主義者が主導権をもつ人民共和国を全面否定して強力な軍政をしき,45年12月にモスクワで開かれた米英ソ3国外相会議では,米ソ合同委員会の管理下で臨時政権樹立を具体化し,同政権を米英ソ中4ヵ国の5年間の信託統治下に置くことなどが合意され,即時独立を求める民衆の志向は無視された。…
…建準の当面の課題は治安維持と生活物資の確保だったが,総督府側は行政権力の委譲はおろか当初認めた建準の治安隊による警察権行使すら否定する態度をとり,ひたすらアメリカ軍の進駐を待つ方針をとった。建準では安在鴻の脱退という事態があったが,朴憲永ら朝鮮共産党の発言力増大もあってアメリカ軍進駐前の新政権樹立が計画され,45年9月6日の全国人民代表者会議で朝鮮人民共和国樹立が宣言され,これとともに建準は中央人民委員会に解消した。主席李承晩,副主席呂運亨,内務部長金九などあらゆる勢力を網羅したこの人民共和国は,アメリカ軍により否認され,各地人民委員会に加えられた弾圧によって新政権に成長することなく終わった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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