朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)(英語表記)Korean Peninsula Energy Development Organization

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)(ちょうせんはんとうエネルギーかいはつきこう)
Korean Peninsula Energy Development Organization

北朝鮮核開発疑惑をめぐる1994年の米朝のジュネーヴ合意にもとづき,95年に日本,アメリカ,韓国3国が設立した国際機構。北朝鮮が既存原子炉(黒鉛炉)を凍結,廃棄する見返りに,核兵器開発への転用が難しい軽水炉2基の供与,軽水炉1基目完成までの代替エネルギー(重油)供与などの支援を行う。しかし,2002年に北朝鮮の核開発が発覚し,重油提供を凍結。03年には軽水炉建設事業も中断となった。03年現在,13の国・地域が加盟

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報