木の頭(読み)キノカシラ

デジタル大辞泉 「木の頭」の意味・読み・例文・類語

き‐の‐かしら【木の頭】

きがしら(木頭)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「木の頭」の意味・読み・例文・類語

き【木】 の 頭(かしら)

  1. ( 木の頭と頭を打ち合わせるところから ) 歌舞伎文楽で、幕切れまたは舞台転換時に打つ最初拍子木の音。歌舞伎では台詞(せりふ)動作の止まり、文楽では演奏段切りに入る直前、きっかけをとらえて打つ。きがしら。
    1. [初出の実例]「これに合せて、拍子木の柝(キ)の頭(カシラ)」(出典:歌舞伎・時桔梗出世請状(1808)二幕)

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世界大百科事典(旧版)内の木の頭の言及

【歌舞伎】より

… きざみ幕明き,幕切れに,幕の開閉とともに(き)をチョンチョンとしだいに早く細かく刻んで打つことをいう。 柝の頭(きのかしら)幕切れ,道具替りに,せりふ,しぐさの止まりをきっかけに柝をチョンと入れること。〈柝がしら〉ともいう。…

※「木の頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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