木内廃寺(読み)きのうちはいじ

日本歴史地名大系 「木内廃寺」の解説

木内廃寺
きのうちはいじ

[現在地名]小見川町木内

黒部くろべ川西岸の台地上に所在し、海上うなかみ郡家にかかわると想定される古代寺院跡。昭和五六年(一九八一)に発掘調査され、基壇・竪穴住居跡・溝を確認している。基壇は一基を確認したが、調査対象地が損壊しているため基壇も一部の確認にとどまり、伽藍の配置などは不明。出土遺物は瓦・土器などで、土器には「林」「而」と読める墨書土器があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android