木割り(読み)きわり

家とインテリアの用語がわかる辞典 「木割り」の解説

きわり【木割り】

日本の伝統的な木造建築で用いられる、寸法を決定するシステム。柱の太さ柱間距離基準として、比例関係によってそれぞれ部材の寸法を割り出す。◇奈良時代から使われたと伝えられるが、その後、大工棟梁(とうりょう)の家では秘伝書が作られ、なかでも江戸時代初期に完成した平内(へいうち)家の『匠明(しょうめい)』が知られる。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android