木山平古墳群(読み)きやんべらこふんぐん

日本歴史地名大系 「木山平古墳群」の解説

木山平古墳群
きやんべらこふんぐん

[現在地名]犀川町花熊

いま川中流西岸、御所ごしよヶ岳南東部の丘陵斜面に立地する。周辺には六世紀代と考えられる全長三〇―四〇メートルの前方後円墳が四基分布し、七世紀末には木山廃寺が建立されている。昭和六二年(一九八七)の調査で、古墳時代中期から終末期にかけての古墳五基、祭祀遺構三基、焼土坑六基などが発掘された。1号墳は石棺系の竪穴式石室を主体部とし、大刀と刀子が出土しており、五世紀代の築造と推定される。2―5号墳はいずれも六世紀後半代から七世紀前半代に築造された群集墳で、横穴式石室を主体部とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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