木工の頭(読み)もくのかみ

精選版 日本国語大辞典 「木工の頭」の意味・読み・例文・類語

もく【木工】 の 頭(かみ)

  1. 木工寮(もくりょう)長官令制では従五位上相当。宮中造営をつかさどる。こだくみのかみ。むくのかみ。
    1. [初出の実例]「阿倍朝臣若足為木工」(出典:続日本紀‐養老五年(721)六月辛丑)
  2. 大工のかしら。大工の棟梁
    1. [初出の実例]「惣門の内ではのきくもくのかみ」(出典:雑俳・川柳評万句合‐明和四(1767)智四)

むく【木工】 の 頭(かみ・こう)

  1. もく(木工)の頭
    1. [初出の実例]「俊頼の君の陪従にておはしけるに、むくのかうの殿、これは聞き給やと侍ければ」(出典:今鏡(1170)七)

こだくみ【木工】 の 頭(かみ)

  1. 木工寮(こだくみのつかさ)の長官。令制では、従五位上相当。もくのかみ。〔令義解(718)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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