木指名(読み)きさしみよう

日本歴史地名大系 「木指名」の解説

木指名
きさしみよう

[現在地名]小浜町北木指・南木指

小浜村の南にある同村枝郷。南木指の八幡はちまん城に石塁が残っており、南北朝期の城砦と推定されている。島原の乱に際して、松平信綱たちばな湾から上陸するうえで目印として木をさしたことに由来するという伝承がある。宝永四年(一七〇七)検地と記す島原領内村明細帳に木指名とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android