木新郷
ぐみのきしんごう
[現在地名]豊田市上郷町・大成町
市域南端部にあり、矢作川の支流家下川の西に広がる。村域を明治用水が貫流する。近世を通じて岡崎藩領。近世上野雑抄によると、寛文九年(一六六九)から一二年の上村免定から、同六―八年の三ヵ年分の新切田畑を持分として分立したと考えられる。上村からの分村時には高七石余で、庄屋は上村が兼帯していた。また延宝二年(一六七四)から元禄一六年(一七〇三)に新田畑三三石余を増石し、以後明治までに畑七石余を増やしている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 