木曾代官屋敷(読み)きそだいかんやしき

日本歴史地名大系 「木曾代官屋敷」の解説

木曾代官屋敷
きそだいかんやしき

[現在地名]木曾福島町大手町

木曾福島町の市街地の中心にあり、前を木曾川が流れ、背後城山じようやま国有林である。

木曾代官山村氏はその先祖良候(道祐と号す)が慶長五年(一六〇〇)木曾代官を命ぜられ、福島に居館を構えて木曾を支配し、江戸時代を通じて世襲した。元和元年(一六一五)木曾は尾張藩領となったが、山村氏はそのまま尾張藩の木曾代官となり、木曾を預かることとなった。山村氏は一三代二七四年にわたって木曾を支配し、石高は七千五〇〇石、ほかに白木五千駄を給付されていた(木曾福島町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android