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木枯 こがらし

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世界大百科事典 第2版の解説

こがらし【木枯】

都山流尺八楽の本曲の一つ。1923年11月,都山流流祖初世中尾都山の作曲。関東大震災ののち,一面焼野原と化した東京の芝公園の丘の上に立ち,吹きすさぶ木枯しにあたって万感胸に迫り,即興的に作曲した。尺八独奏で,全曲1段構成。4/4拍子でとおしているが,遅いテンポからだんだん速くなる。小品ではあるが,荒涼・寒けさなどの情感が美しく表現され,都山流本曲中の名曲の一つといわれる。【上参郷 祐康】

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