木香丸(読み)もっこうがん

精選版 日本国語大辞典 「木香丸」の意味・読み・例文・類語

もっこう‐がんモクカウグヮン【木香丸】

  1. 江戸時代売薬の名。植物木香根から製した腹痛の薬。
    1. [初出の実例]「冷飯がすゑりましたゆへ木香丸(モッカウグン)を菜にいたすとにがにがしき顔付に興さめ」(出典浮世草子諸道聴耳世間猿(1766)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 冷飯 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android