生薬名。キク科のSaussurea lappa Clarke(木香)をはじめ,ウマノスズクサ科のウマノスズクサAristolochia debilis Sieb.et Zucc.(青(せい)木香),キク科のVladimiria souliei (Franch.) Ling,V.denticulata Ling(川(せん)木香)やInula belenium L.(土(ど)木香)など,植物学的にはさまざまな種の根が木香の名で利用される。精油を含み,主成分はセスキテルペンで,そのほかステロイド,トリテルペノイドも含有する。健胃薬として,また嘔吐,下痢,腹痛など胃腸薬として用いられる。
執筆者:新田 あや
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…分布域はミヤコアザミの分布域に近い。【小山 博滋】 カシミール付近のヒマラヤ山地に産するモッコウ(木香)S.lappa Clarkeは高さ1mをこえる大型草本である。根には精油を含み,芳香がある。…
※「木香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新