未回収のイタリア(読み)みかいしゅうのイタリア(その他表記)Italia irredenta

旺文社世界史事典 三訂版 「未回収のイタリア」の解説

未回収のイタリア
みかいしゅうのイタリア
Italia irredenta

19世紀のイタリア統一の際,オーストリアの支配下に残されたイタリア語地域
トリエステ・イストリア・南チロル地方をさす。この未回収地域を回復しようとする運動は,1882年の三国同盟成立後もイタリアとオーストリアとの関係を悪化させた。これらの地域の獲得を望むイタリアは,第一次世界大戦勃発時に中立をとったのち,1915年にロンドン秘密条約を結んで連合国側で参戦。戦後,イタリアはこれらの地域の大部分を回復したが,フィウメ問題が残った。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「未回収のイタリア」の解説

未回収のイタリア(みかいしゅうのイタリア)
Italia irredenta

1866年イタリアはヴェーネト地方をオーストリアから奪取したが,なおトレンティーノ,アルト・アーディジェ(南ティロル),ヴェネツィア・ジューリアの地域がオーストリア領にとどまった。この地域が未回収のイタリアと呼ばれ,この解放をめざす政治・文化運動(イレデンティズモ)が生じた。第一次世界大戦にイタリアが参戦する理由の一つとなり,戦後これらの地域はイタリアに帰属した。

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