末広亭辰丸(読み)スエヒロテイ タツマル

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「末広亭辰丸」の解説

末広亭 辰丸(2代目)
スエヒロテイ タツマル


職業
浪曲師

本名
福島 信太郎

別名
前名=末広亭 小辰丸

生年月日
明治11年

出生地
石川県 金沢

経歴
初め樋口一に弟子入りするが、明治33年初代末広亭辰丸の門に入り、小辰丸を名乗る。芸道に精進し、初代が清風と改名したのを機に2代目辰丸を襲名した。時世新談と称し、当時としては珍しく新聞小説尾崎紅葉金色夜叉」や菊池幽芳「己が罪」などを浪曲化して評判をとり将来を期待されたが、肺を患い、41年若くして没した。兄弟子に当たる末広亭辰子が、42年に3代目を襲名。

没年月日
明治41年 9月19日 (1908年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「末広亭辰丸」の解説

末広亭辰丸(2代) すえひろてい-たつまる

1878-1908 明治時代の浪曲師。
明治11年生まれ。初代末広亭辰丸の門にはいり,小辰丸から2代を襲名。新聞小説の尾崎紅葉「金色夜叉」や菊池幽芳「己が罪」などを浪曲化して評判をとり,将来を期待されたが,明治41年9月19日病没。31歳。石川県出身。本名は福島信太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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