デジタル大辞泉 「末拍子」の意味・読み・例文・類語 すえ‐びょうし〔すゑビヤウシ〕【末拍子】 宮廷の御神楽みかぐらで、末方すえかたの主唱者。⇔本拍子もとびょうし。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「末拍子」の意味・読み・例文・類語 すえ‐びょうしすゑビャウシ【末拍子】 〘 名詞 〙 宮廷の神楽は、本方の次に末方が奏するが、その末方の歌唱者の長(主唱者)のこと。「庭火」を独唱する。末の拍子。[初出の実例]「公親本拍子、時助末拍子、しながとりいせんまの哥つかうまつるべきよし公親に仰せられけるに」(出典:続古事談(1219)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の末拍子の言及 【拍子】より …次に,特定の演奏者を拍子と呼ぶ分野がある。雅楽では東遊(あずまあそび),久米歌,催馬楽(さいばら)などにおける声楽パートの主席唱者を拍子といい,御神楽(みかぐら)では本方(もとかた)と末方(すえかた)に1人ずついる主唱者を,本(もと)拍子,末拍子という。それは,これらの主唱者が,笏拍子を打ちながら声部全体をリードすることによっている。… ※「末拍子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by