内科学 第10版 の解説
末梢神経疾患の分類と診断の進め方(末梢神経疾患)
詳細な病歴を聴取し,障害の分布パターンや神経学的診察(特に深部腱反射の消失)から末梢神経障害を疑ったら,電気生理学的な末梢神経伝導検査を施行して末梢神経障害の有無を確認する.必要があれば脳や脊髄のCTやMRIなどにより中枢神経疾患の,また血中CK値や針筋電図などにより筋疾患の鑑別を行う.脳脊髄液検査や,各種の抗体検査を含む血液検査が,病因の検索に有用な場合がある.さらに十分に適応を検討した上で腓腹神経などの生検を行うこともある.[楠 進]
出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報