本保陣屋跡(読み)ほんぼじんやあと

日本歴史地名大系 「本保陣屋跡」の解説

本保陣屋跡
ほんぼじんやあと

[現在地名]武生市本保町

本保の西南部にあり、敷地は東西一〇五メートル、南北一五〇メートル。越前国内の幕府領を管轄した陣屋。享保五年(一七二〇)間部氏幕府直轄領のうち五万石を得て鯖江鯖江藩を開設すると、翌六年西鯖江(現鯖江市)にあった幕府の陣屋は当地に移され本保陣屋とよばれるようになった。元文元年(一七三六)幕府領は福井藩預地となったため陣屋はいったん取払われたが、寛保二年(一七四二)預地一七万石のうち六万石が幕府に返還され、延享元年(一七四四)本保陣屋が再営された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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