本円寺(読み)ほんえんじ

日本歴史地名大系 「本円寺」の解説

本円寺
ほんえんじ

[現在地名]葉山町木古庭

木古庭きこば東方にあり、大明山と号し、日蓮宗、本尊釈迦多宝坐像。文政八年(一八二五)の村明細帳(葉山町史料)では、日印を開基とする。日印は嘉暦三年(一三二八)死去とあるから、一四世紀初頭の創建と思われ、元禄一六年(一七〇三)日観の再建とする。天正一九年(一五九一)「木古葉郷之内 参石」の朱印状(相中留恩記略)を得た。文禄三年(一五九四)の相州三浦郡木古庭村御なわうち田帳(葉山町史料)では田二反八畝、同畑帳(同史料)では屋敷一反四畝の名請人である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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