本合海河岸(読み)もとあいかいがし

日本歴史地名大系 「本合海河岸」の解説

本合海河岸
もとあいかいがし

[現在地名]新庄市本合海

最上川中流、北から西へ流れを変える曲流部にあり、古くから新庄盆地が最上川と結ばれる水陸交通の要衝で、「三代実録」に載る矢向神はその守護神であったと思われ、最上川をさかのぼって逃避行を続ける源義経一行もこの地で船をおりたとされる(義経記)。江戸時代には清水しみず(現最上郡大蔵村)の枝河岸とされた。元禄二年(一六八九)奥の細道の旅の松尾芭蕉も六月三日当地から船に乗り、庄内に向かった(曾良旅日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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