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新庄盆地 しんじょうぼんち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新庄盆地
しんじょうぼんち

山形県北東部,最上川の中流域に広がる盆地。奥羽山脈と西側の出羽山地の間の横谷にできた断層盆地。米沢,山形などの各盆地と地形的には同系統で南北の同一線上に並ぶ。鮭川,指首野 (さすの) 川,小国川などの支流が,最上川に合流する地域にあたり,平坦な沖積平野は狭く,河岸段丘が広い。盆地内は狭義の新庄平野,金山盆地,塩野原に細分される。山形県下の盆地としては,米作が不振で,畑作地が割合に多い。かつては県下随一の牧馬地帯であった。新庄市が盆地内の中心地。ほかに金山,真室川の小商業中心地がある。盆地中央部を JR奥羽本線,国道 13号線が縦断している。

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デジタル大辞泉の解説

しんじょう‐ぼんち〔シンジヤウ‐〕【新庄盆地】

山形県北東部、最上川中流域にある盆地。盆地北部にはスギの美林が広がる。国内有数の豪雪地帯。中心都市は新庄市

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百科事典マイペディアの解説

新庄盆地【しんじょうぼんち】

山形県北東部,最上川中流にある断層盆地。標高110〜180m。南部は狭義の新庄盆地で,指首野(さすの)川の灌漑(かんがい)による水田地帯をなし,新庄市街がある。
→関連項目新庄[市]

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世界大百科事典 第2版の解説

しんじょうぼんち【新庄盆地】

山形県北東部,新庄市を中心に周辺の最上郡に広がる盆地で,最上盆地とも呼ばれる。東を奥羽山脈に属する神室(かむろ)山地,北を丁岳(ひのとだけ)山地,西は出羽山地に囲まれ,南は猿羽根(さばね)峠で尾花沢盆地と画されている。盆地南部は最上川に,中央部は鮭川とその支流によって盆地床の浸食がすすみ,段丘や丘陵の多い開析盆地となっている。盆地内は低起伏の丘陵によって北部の金山(かねやま)川流域の金山盆地,中央部泉田川扇状地の塩野原や指首野(さすの)川扇状地の広がる狭義の新庄盆地,小国川下流の舟形盆地などに細分される。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山形県〕新庄盆地(しんじょうぼんち)


山形県北部、最上(もがみ)川中流域にある盆地。北は丁岳(ひのとだけ)山地、東は神室(かむろ)山地、西は出羽(でわ)山地に画される。南の山形(やまがた)盆地を北流した最上川が鮭(さけ)川などの支流を集めて西に流れを転じる地で、河岸段丘・扇状地が発達する。年間を通じて低温多湿。豪雪地帯としても知られる。夏季の日照時間が少なく、農業条件にはあまり恵まれない。古くは馬産地として知られた。北部はスギの美林地帯。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新庄盆地
しんじょうぼんち

山形県北東部、新庄市を中心に周辺の最上(もがみ)郡に広がる盆地。南部は北西流する最上川に、中央部は南・西流する諸河川をあわせる鮭(さけ)川によって盆地床を刻み込んだ段丘や丘陵の多い開析盆地の形態を示す。低起伏の丘陵によって北部金山(かねやま)川流域の金山盆地、中央部泉田(いずみだ)川の塩野原(しおのはら)、指首野(さすの)川扇状地などに細分される。盆地一帯は年平均気温が低く、日照時間も少ないうえに、冬季は積雪量が多いため、農業生産性が他地域に比べて低く、出稼ぎ者が多い。新庄市街地は指首野川扇状地の扇央に発達した戸沢氏新庄藩の城下町。南部の舟形(ふながた)町の亜炭、北部の金山町の杉の美林などが知られる。[中川 重]

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