日本歴史地名大系 「本啓寺」の解説 本啓寺ほんけいじ 滋賀県:八日市市蛇溝村本啓寺[現在地名]八日市市蛇溝町真宗大谷派。玉緒山と号し、本尊阿弥陀如来。那須与一の子宗実による開基という伝承をもち、元禄五年(一六九二)の末寺明細書(金堂弘誓寺文書)によれば、応永九年(一四〇二)の建立という。中世後期には金堂弘誓(こんどうぐぜい)寺(現滋賀県五個荘町)の保内惣道場として名をはせ、慧剣・慧定などの学僧を輩出した。本堂に安置する室町時代作の木造聖徳太子像(孝養像)は八日市市域における太子信仰を語る最古の例である。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by