本城岳城跡(読み)ほんじようだけじようあと

日本歴史地名大系 「本城岳城跡」の解説

本城岳城跡
ほんじようだけじようあと

[現在地名]小値賀町前方郷 唐見崎

本城岳(一一一・三メートル)に築かれた中世城館の跡。松浦氏一族の源近・源連が居城し、源定のとき膳所ぜぜ城に移ったため廃されたとも(前方村郷土誌)、藤将軍近江が築城を始めたものの途中で放棄して膳所城の築城に変えたともいう(「浄善寺系図」浄善寺文書)。一二世紀中葉、小値賀島は松浦直が領知していたが、それ以前の領主清原氏・藤原氏(のちの青方氏)領有をめぐる長い相論があったことは築城の背景として注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む