精選版 日本国語大辞典 「本奉行」の意味・読み・例文・類語 ほん‐ぶぎょう‥ブギャウ【本奉行】 〘 名詞 〙 鎌倉、室町幕府の職名。訴訟事件の審理を、主任として担当した奉行。事件発生ごとに引付構成員から選ばれた。鎌倉時代は籤によって定められたが、室町時代には訴人の希望を原則とし、他に籤ないし引付頭人の判断によって定められ、訴人の審問および本件全体の審理を指導した。本奉行人。→合奉行(あいぶぎょう)。[初出の実例]「本奉行上卿新大納言也」(出典:中右記‐嘉承元年(1106)五月二〇日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例