本州地向斜(読み)ほんしゅうちこうしゃ

百科事典マイペディアの解説

本州地向斜【ほんしゅうちこうしゃ】

秩父地向斜とも。古生代後半(シルル紀〜ペルム紀)に日本の主部(本州区)を占めていた地向斜。その中に海底火山噴出物やチャート,石灰岩などを含む秩父古生層が堆積し,古生代末〜中生代初期の本州造山運動により隆起・陸化したとされた。しかし近年の研究で,従来は石炭〜ペルム系とされた秩父古生層の多くは中生代の付加堆積物であることが明らかになった。本州地向斜堆積物とされたものは,プレートの運動によってアジア大陸東縁部に付加してきた,さまざまな時代,さまざまな成因の岩体・堆積物の集合と考えられ,従来の本州地向斜(秩父地向斜)は否定されている。

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世界大百科事典内の本州地向斜の言及

【秩父地向斜】より

…原田豊吉,1889)からなる。本州地向斜(牛来正夫,1955)は同義であるが,局地名をさける趣旨で包括名として提唱された。秩父地向斜の構成のうち西南日本外帯の秩父累帯南帯(三宝山帯)には中生界が含まれることが1930年代から知られていたが,主部は産出化石にもとづき中・上部古生界とされていた。…

※「本州地向斜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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