コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

本州造山運動 ほんしゅうぞうざんうんどう

3件 の用語解説(本州造山運動の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

本州造山運動【ほんしゅうぞうざんうんどう】

日本列島の主部(本州区)をつくった古生代末を中心とする造山運動。1955年に牛来正夫が提唱。石炭紀に入るころ本州地向斜に局地的な褶曲(しゅうきょく)運動が始まり,ペルム紀後半〜三畳紀前半に造山運動の最盛期を迎えたとされた。
→関連項目バリスカン造山運動

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ほんしゅうぞうざんうんどう【本州造山運動】

古生代後期から中生代初期にかけて本州,四国,九州の主部に及んだ造山運動。牛来正夫が提唱し(1955),この造山運動は本州地向斜の発展と密接な関連をもつものとされた。一方,東北日本の南部北上山地では石炭紀・二畳紀初期にかけての安倍族造山運動が湊正雄により提唱された(1960)。両造山運動は年代的には一部重複するので,広義の本州造山運動として安倍族造山運動をも含み,本州地向斜域の変動の総称として適用されることもあった(湊,牛来,舟橋三男ら,1965)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

本州造山運動
ほんしゅうぞうざんうんどう

地向斜・造山運動論に基づいて、古生代末期(ペルム紀〈二畳紀〉末期)から中生代初期(三畳紀初期)にかけて、本州地向斜域全般におこったとされた造山運動。この造山運動によって、古生代シルル紀からペルム紀にわたって本州地向斜に堆積(たいせき)した地層が変成・変形を被り褶曲(しゅうきょく)山脈となって、現在の日本列島の骨格が形成されたと解釈された。またこの造山運動はヨーロッパにおけるバリスカン造山運動に対比された。しかし、日本列島域のペルム紀から三畳紀の地層のかなりの部分は整合一連に堆積していて、ペルム紀末期から三畳紀初期の陸化を伴う変動は局所的であったことが明らかにされている。したがって本州造山運動は、秩父(ちちぶ)地向斜における秋吉造山運動の局地的変動を表しているとみなしうる。
 また、領家(りょうけ)変成帯、三波川(さんばがわ)変成帯もこの時期の本州造山運動とされたが、いずれも白亜紀に変成したことが分かっている。現在ではペルム紀からジュラ紀のものが秋吉造山運動、白亜紀のものは佐川造山運動とされ、本州造山運動の用語は使われなくなっている。[吉田鎮男・村田明広]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

本州造山運動の関連キーワードアルプス造山運動アンモナイトゴンドワナ大陸中生代テチス海旧古生代新古生代ローラシア大陸地質年代メソデーサイト

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone