本庄神社(読み)ほんじようじんじや

日本歴史地名大系 「本庄神社」の解説

本庄神社
ほんじようじんじや

[現在地名]佐賀市本庄町大字本庄字西寺小路

相応津そうおうつ佐賀城下を結ぶ街道沿いに位置し、佐賀城の西にあたる。祭神は豊玉姫命。社伝によると、欽明天皇の時代に小寺左衛門大夫が神託によって建立したという。本庄妙見山淀姫大明神ともいい、与賀よか神社の祭神と同じであり、河上かわかみ神社(現佐賀郡大和やまと町)との関連も深いと考えられる。産土神として近郷の崇敬が深かった。旧郷社。

永正九年(一五一二)鍋島清久(直茂の祖父)社殿を再興し、天文二年(一五三三)鍋島清房(直茂の父)、慶長一七年(一六一二)鍋島直茂が社殿を修復、承応元年(一六五二)から寛文三年(一六六三)にかけて鍋島光茂が社殿を新しく造営した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報