本所緑町三丁目
ほんじよみどりちようさんちようめ
本所緑町二丁目の東に続く片側町。南は竪川に面し、対岸は本所林町四丁目、北は武家地。元禄元年(一六八八)浅草御米蔵(現台東区)の火除地として上地となった浅草御蔵前片町(現同上)の代地として間口一二間余が、浅草三好町(現同上)の代地として間口二六間余が番所明地であった当地で与えられ、緑町三丁目となった。いずれも元坪を倍増して与えられたという。元禄五年には京間四間余が表坊主平山良伝の拝領町屋となり、同七年には間口一二間余が本所清水町代地となっている。町内間数は東西表間口五五間余・南北裏行二〇間。公役銀は享保七年(一七二二)以降納めた。拝領町屋敷は六ヵ所で、うち御鷹匠組同心鈴木宇八郎・西丸表坊主中島久朴・小普請組原田辰之助分が浅草御蔵前片町代地、土圭之間坊主肝煎中島甫俊・表坊主山本道知分が浅草三好町代地にあたる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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