本所緑町四丁目(読み)ほんじよみどりちようよんちようめ

日本歴史地名大系 「本所緑町四丁目」の解説

本所緑町四丁目
ほんじよみどりちようよんちようめ

[現在地名]墨田区みどり三丁目

本所緑町三丁目の東に続く片側町。南はたて川に面し、対岸本所林ほんじよはやし町五丁目、北は武家地。もとは村松むらまつ町一丁目(現中央区)立跡といわれ、寛文元年(一六六一)村松町は御用地として収公されたため代地として本所の当地を与えられて移転した(御府内備考)。寛文新板江戸絵図に「村松丁一丁メ」とみえる。天和三年(一六八三)本所一円が御用地として上地となるとたちばな(現中央区)続きの地へ移転した。元禄元年(一六八八)再び本所の地が取立てられ、当地もしだいに拝領地となり町屋が立てられ、緑町四丁目と称するようになった。享保七年(一七二二)以降上納金を納めた。また近くに三之さんの(三ッ目橋)が架かっていたことから三ッ目みつめと俗称された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android