最新 地学事典 「本部層」の解説
もとぶそう
本部層
Motobu Formation
沖縄,本部半島の南東部および辺戸岬に分布する中・古生界。下部に緑色岩類があり,しばしばチャートや泥岩を伴う石灰岩を主体とする。石灰岩からはペルム紀のフズリナやコノドントが,随伴するチャートや石灰岩の一部からは三畳紀のコノドントが産する。本部層の周辺に分布する与那嶺層は,ペルム~三畳紀の石灰岩やチャートの岩塊を含み,珪質頁岩や泥質岩基質から白亜紀初期の放散虫化石が見いだされている。本部層は与那嶺層中に挟まれた巨大な異地性岩体の可能性があり,与那嶺層とともに付加体をなすものと考えられる。D.E.Flint et al. (1969)命名。
執筆者:波田 重煕・公文 富士夫
参照項目:本部帯
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

