本間氏(読み)ほんまうじ

世界大百科事典 第2版の解説

ほんまうじ【本間氏】

佐渡国の国人。本間氏は相模に本領をもつ御家人で,承久の乱で佐渡に地頭職を得た。史料上の初見は,1271年(文永8)日蓮の佐渡配流が決定されたとき,〈ほんま(本間)のいち(依智)と申ところに,いち(依智)の六郎左衛門尉殿の代官右馬太郎と申者あづかりて〉(日蓮遺文〈種々御振舞御書〉)とあり,別書により,この本間六郎左衛門が佐渡の守護所にいたことがわかる。佐渡は北条氏の得宗領であるから,本間氏は守護代に任ぜられたのであろう。

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世界大百科事典内の本間氏の言及

【佐渡国】より

…【山田 英雄】
【中世】
 史料の上で明確とされる新穂荘(《近江国日吉神社社領注進記》元応1年)を除いて佐渡は国衙領であった。中世になると荘園・国衙領に郷地頭が置かれたが,佐渡には相模国から本間氏,藍原氏,土屋氏,渋谷氏などが地頭に任命された。本間氏は羽茂木野浦,河原田,波多,雑太,久知郷,藍原氏は吉井郷,渋谷氏は加茂郷,土屋氏は新穂荘の地頭職に任ぜられた(それらの地域には同名字がひろく分布している)。…

※「本間氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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