日本歴史地名大系 「札内橋」の解説 札内橋さつないばし 北海道:十勝支庁帯広市下帯広村札内橋帯広市東十三条北(ひがしじゆうさんじようきた)と幕別(まくべつ)町札内西(さつないにし)町との間を結んで札内川に架かる。国道三八号が通る。明治二九年(一八九六)栗山恒次郎が北海道庁長官に私費架橋を出願。同三〇年許可が下り、同三一年一月に着工し、四月竣工した。私設で有料であることから栗山(くりやま)橋、一名賃取(ちんとり)橋と称された。だが同年大洪水で流され、翌三二年再び架設された。通行料は人は片道一銭、馬が二銭であった。同四三年には札内川築堤により河西(かさい)支庁に移管されて官設栗山橋となり、大正一〇年(一九二一)架替工事が行われ同一一年に完成、札内橋と改称された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by