精選版 日本国語大辞典 「朮焚く」の意味・読み・例文・類語 おけら【朮】=焚(た)く[=焼(や)く] ① 梅雨の頃、室内の湿気を払うために、陰干しにしたオケラの根を焼くことをいう。蒼朮(そうじゅつ)焚く。《 季語・夏 》[初出の実例]「朮(ヲケラ)たく香にも馴れつつ五月雨〈居然〉」(出典:俳諧・発句題叢(1820‐23)夏)② 節分の夜、邪気を払うために陰干しにしたオケラの根を焼くことをいう。特に、京都の五条天神社から受けたオケラをいうことが多い。《 季語・冬 》 〔世諺問答(1544)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例