朱を奪う紫(読み)あけをうばうむらさき

精選版 日本国語大辞典 「朱を奪う紫」の意味・読み・例文・類語

あけ【朱】 を 奪(うば)う紫(むらさき)

  1. ( 「論語‐陽貨」の「悪紫之奪一レ朱也」による ) 間色である紫色正色である朱色を奪う。紫色や暮色などが朱色にとってかわる。
    1. [初出の実例]「㒵(かほ)入日の朱(アケ)をうばふ紫野の寺々の鐘撞(つき)て万景見えずくらぶ山」(出典浮世草子・俗つれづれ(1695)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android