朱雀野(読み)シュジャカノ

デジタル大辞泉 「朱雀野」の意味・読み・例文・類語

しゅじゃか‐の【朱雀野】

中世以降、京都が荒廃した時の、田野となった朱雀大路あたりの呼称。しゅじゃくの。すじゃかの。

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精選版 日本国語大辞典 「朱雀野」の意味・読み・例文・類語

しゅじゃく‐の【朱雀野】

  1. しゅじゃかの(朱雀野)
    1. [初出の実例]「嶋原〈略〉四畔郊野にて号朱雀野(シュジャクノ)」(出典山州名跡志(1711)一七)

すざく‐の【朱雀野】

  1. 中世に荒廃した、平安京朱雀大路あたりの田野と化した地帯、特に千本七条、丹波口付近の称。しゅじゃかの。しゅじゃくの。
    1. [初出の実例]「朱雀のへ、六条の三すじ町の傾せい屋が、うつれとおほせられる故」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一一三)

しゅじゃか‐の【朱雀野】

  1. 中世以降、平安京が荒廃して田野と化した朱雀大路あたり一帯の称。特に、千本七条、丹波口付近。しゅじゃくの。
    1. [初出の実例]「嶋原傾城町は朱雀野(シュシャカノ)にあり」(出典:都名所図会(1780)二)

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