杉本忠惠(読み)すぎもとちゅうけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「杉本忠惠」の意味・わかりやすい解説

杉本忠惠
すぎもとちゅうけい

[生]元和4(1618)
[没]元禄2(1689).10.6. 江戸
江戸時代前期の南蛮流外科医。名は元政ポルトガルの帰化人沢野忠庵に医術を学び,その女婿となった。寛文6 (1666) 年,将軍徳川家綱に謁して同 10年に 200俵の禄を受け,のちに法眼に叙せられた。これは幕府医官として西洋流外科医採用の始りである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android