20世紀日本人名事典 「杉村陽太郎」の解説
杉村 陽太郎
スギムラ ヨウタロウ
大正・昭和期の外交官 国際連盟事務次長;IOC委員。
- 生年
- 明治17(1884)年9月28日
- 没年
- 昭和14(1939)年3月24日
- 出生地
- 東京
- 出身地
- 岩手県
- 学歴〔年〕
- 東京帝大法科大学政治学科〔明治41年〕卒
- 学位〔年〕
- 法学博士
- 経歴
- 明治41年外務省入り。大正8年条約局第2課長、9年財務参事官を歴任。12年仏大使館参事官・国際連盟日本事務局次長兼政務部長、15年在スイス無任所公使・同事務局長。昭和2年国際連盟事務次長となり、6年の満州事変の勃発に際して、ドラモンド事務総長(英国)と共に、事態の収拾に尽力。その後8年駐スイス公使、9年駐イタリア大使、12年駐フランス大使を歴任。また大学時代から水泳、陸上などの万能選手で、明治38年毎日新聞主催の大阪湾10マイル遠泳に参加、2時間48分で優勝。昭和8年にはIOC委員となり、オリンピック東京招致に尽力した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報