杉綾状斜交層理(読み)すぎあやじょうしゃこうそうり(その他表記)herringbone cross-bedding

岩石学辞典 「杉綾状斜交層理」の解説

杉綾状斜交層理

cross-strataの配列で,垂直断面では隣り合って交互の方向に傾斜したforesetと組み合わさっている[Shrock : 1948].前面層の傾斜が互いに逆向きである一対の板状斜交成層で,模様が矢筈(やはず)のように見えるのでこの名がある[木村ほか : 1973].ヘリンボーン(herringbone)は鰊(にしん)の骨のことで,杉の葉に似た模様であるため,洋服などの織物では普通は杉綾といわれている.山形斜交層理(chevron cross-bedding)[Pettijohn & Potter : 1964].zig-zag coss-beddingと同意語.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android