20世紀日本人名事典 「村山英治」の解説
村山 英治
ムラヤマ エイジ
昭和期の記録映画監督 元・桜映画社社長。
- 生年
- 大正1(1912)年6月8日
- 没年
- 平成13(2001)年4月28日
- 出生地
- 長野県埴科郡屋代町(現・更埴市)
- 学歴〔年〕
- 長野師範(現・信州大学)〔昭和4年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- サンジョルジュ賞「海ッ子山ッ子」,ベネチア国際映画祭グランプリ(児童劇映画部門)〔昭和32年〕「お姉さんといっしょ」,毎日映画コンクール教育文化映画賞〔昭和40年〕「和菓子」,毎日映画コンクール教育文化映画賞〔昭和48年〕「色鍋島」,芸術祭賞〔昭和48年〕「色鍋島」,紫綬褒章〔昭和54年〕
- 経歴
- 小学校教師などを経て、昭和12年芸術映画社入社。戦前から記録・文化映画を手掛け、30年教育映画の製作会社・桜映画社を創立、専務を経て、社長、のち会長。32年「お姉さんといっしょ」でベネチア国際映画祭児童劇映画部門グランプリ、48年「和菓子」で毎日映画コンクール教育文化映画賞を受賞するなど国内外で受賞を重ねた。他の映画作品に「ノミはなぜはねる」(35年)、「明治の洋風建築」(47年)、「色鍋島」(48年)、「伊勢型紙」「八十七歳の青春―市川房枝生涯を語る」など。著書に「大草原の夢」「映画の旅」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報