村崎義正(読み)ムラサキ ヨシマサ

20世紀日本人名事典 「村崎義正」の解説

村崎 義正
ムラサキ ヨシマサ

昭和期の猿回し 周防猿まわしの会会長;元・光市議(共産党);元・全国部落解放運動連合会山口県連副委員長。



生年
昭和8(1933)年3月7日

没年
平成2(1990)年2月23日

出生地
山口県光市高州

経歴
昭和36年部落解放同盟の支部結成し部落解放運動に参加。40年分裂後は全国部落解放運動連合会に所属し、中央委員、山口県連副委員長を歴任。また光市議(日本共産党)を3期務め、自然保護に尽力した。一方、52年民俗学者・宮本常一らの協力を得て周防猿まわしの会を結成し、地元の伝統芸“周防猿まわし”を復活させた。放浪芸だった“猿まわし”を常設場(光市 熊本県長陽村)での大衆娯楽に定着させ、56年には国立劇場にも出演した。著書に「猿まわし復活」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村崎義正」の解説

村崎義正 むらさき-よしまさ

1933-1990 昭和時代後期の猿回し。
昭和8年3月7日生まれ。山口県光市議会議員,全国部落解放運動連合会中央委員などをつとめた。伝統芸能の復活をめざし,昭和53年「周防(すおう)猿まわしの会」を結成。光市,熊本県阿蘇に猿回し劇場をひらいた。平成2年2月23日死去。56歳。山口県出身。著作に「猿まわし復活」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「村崎義正」の解説

村崎 義正 (むらさき よしまさ)

生年月日:1933年3月7日
昭和時代の猿回し。周防猿まわしの会会長
1989年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android