束松露香(読み)ツカネマツ ロコウ

20世紀日本人名事典 「束松露香」の解説

束松 露香
ツカネマツ ロコウ

明治・大正期の俳人,小林一茶研究家



生年
慶応1年7月20日(1865年)

没年
大正7(1918)年1月8日

出生地
出羽国(山形県)

本名
束松 伊織

別名
号=我春堂,鳴子園,鉄牛

経歴
明治32年越後高田から長野市に出て、山路愛山が編集する信濃毎日新聞記者となる。33年紙上で「俳諧寺一茶」を125回に亘って連載。一茶研究の先駆者で、43年中村六郎らと一茶同好会を興す。一茶晩年の「七番日記」を発見し、「一茶遺墨鑑」を刊行した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「束松露香」の解説

束松露香 つかまつ-ろこう

1867-1918 明治-大正時代の俳人。
慶応3年生まれ。信濃(しなの)毎日新聞の記者。評伝「俳諧寺一茶」で一茶研究に先鞭(せんべん)をつけた。明治41年一茶の郷里長野県柏原に中村六郎らと一茶同好会を組織,「七番日記」「一茶遺墨鑑」などを刊行した。大正7年1月8日死去。52歳。出羽(でわ)村山郡(山形県)出身本名は伊織。別号に我春堂,鳴子園,鉄牛。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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