鉄牛(読み)テツギュウ

デジタル大辞泉 「鉄牛」の意味・読み・例文・類語

てつぎゅう〔テツギウ〕【鉄牛】

鉄牛道機てつぎゅうどうき

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精選版 日本国語大辞典 「鉄牛」の意味・読み・例文・類語

てつ‐ぎゅう‥ギウ【鉄牛】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 鉄の牛。中国で禹が黄河治水に用いたとされる。また、強健で巨大な牛。
    1. [初出の実例]「某甲かつて石にありし、蚊子の鉄牛にのぼれるがごとし」(出典正法眼蔵(1231‐53)有時)
    2. 「肥壮多力の鉄牛(テツギウ)一頭出来て、地を(はふ)て吼へ忿る」(出典:太平記(14C後)二四)
    3. [その他の文献]〔白居易‐送陝州王司馬建赴任詩〕
  2. [ 2 ]てつぎゅうどうき(鉄牛道機)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鉄牛」の解説

鉄牛 てつぎゅう

?-? 室町時代画僧
臨済(りんざい)宗。京都相国寺の僧。玉畹梵芳(ぎょくえん-ぼんぽう)の弟子。師とおなじく蘭の絵にたくみであった。永享(1429-41)のころの人。

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