来浦村(読み)くのうらむら

日本歴史地名大系 「来浦村」の解説

来浦村
くのうらむら

[現在地名]国東町来浦

深江ふかえ村の北西方に位置し、来浦川が東流する。中世は国東郷の内であったとみられる。慶長豊後国絵図に来浦とみえ、高四千三三石余とあり、別に来浦の内という記載がある。小倉藩元和人畜改帳に給人小谷・佐藤・横山三氏の知行分として村名がみえ、高一千四八七石余、家数二六八のうち本百姓・小百姓七六、隠居・名子・庭屋・牛屋など一八〇、鍛冶四、大鋸・大工各二、男二六八(うち名子七)・女二二五、牛七九・馬六。正保郷帳では来浦庄に属し、田高七〇七石余・畑高三六一石余で、ほかに新田が開かれ、茅山・柴山があり、日損所と注記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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