日本歴史地名大系 「東上市町」の解説 東上市町ひがしかみいちまち 大分県:大分市府内城下東上市町[現在地名]大分市府内町(ふないまち)一―二丁目檜物(ひもの)町の西にある町。北側の町は同町と町続きで、西端で城の西側の中堀に沿う南北道と交わる。西は中上市(なかかみいち)町で、北側の東半分は内堀、西半分は同町との境の南北道を挟む京(きよう)町。慶長府内絵図に町名がみえ、北頬四九間半・南頬四五間、南北の入一五間。享保七年(一七二二)計屋二軒があり、宝暦三年(一七五三)営業を許可された商人のうちに穀物仲買一軒があった(府内藩日記)。なおこのとき許可された油屋一軒が上市町にある。町郷中酒造米高寄帳(府内藩記録)によれば酒造業者が二軒あり、酒造米高は延宝七年(一六七九)八石七斗余と一石一斗余、元禄一〇年(一六九七)二三石二斗余と不造、正徳五年(一七一五)七石七斗余と四斗余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by