東二村
ひがしふたむら
[現在地名]丸亀市飯野町東二
土器川の右岸、飯野山西麓に位置し、北は東分村。宇多津(現綾歌郡宇多津町)からの金毘羅参詣道が通る。西二村とともに古代鵜足郡二村郷(和名抄)の遺称地。寛永国絵図には二村郷が載り、同郷に属した山根、坂本郷に属した高柳などが地内に含まれる。山根など七村を含む二村郷の高は二千一八九石余。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳でも二村ノ郷として二千二一二石余、同一九年の小物成は綿一九九匁三分・銀三〇匁(茶代)であった(高松領小物成帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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