…縁は位によって五位以上は黄絹縁,六位以下は紺布縁,さらに縁なしなどと違っていた。絹織物の方は宮中や上級貴族用で,東京(とうぎよう)錦(ベトナムのトンキンから渡来した錦の意で,赤白の碁盤目で白地には赤く蝶鳥の模様を織った錦)や唐錦などを表にし,綿と蓆を芯にして,唐綾の縁をつけたものである。方3尺から4尺ぐらいの1人用,長さ8尺から9尺ぐらいの2人以上用があった。…
※「東京錦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...