東南条(読み)とうなんじよう

日本歴史地名大系 「東南条」の解説

東南条
とうなんじよう

大和法隆寺いかるが庄の六ヵ条の一。現東南を遺称地とする。鵤庄の南東部に位置し、北は東北とうほく(東保)条、西は西方中南条、南は弘山ひろやま庄・行道ぎようどう(檀特山)、東は太田おおだ庄と接している(嘉暦四年四月日「鵤庄絵図」法隆寺蔵)。文永八年(一二七一)二月一九日の法隆寺僧定舜重申状案(尊経閣文庫所蔵文書)に東南条がみえ、法隆寺講堂夏供料田の所当未進を訴えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android