東善寺(読み)とうぜんじ

日本歴史地名大系 「東善寺」の解説

東善寺
とうぜんじ

[現在地名]佐賀市鍋島町大字森田字西新庄

西新庄にししんじようの西にある。曹洞宗で、東禅寺と称していた。本尊地蔵菩薩

寛永二年(一六二五)建立で、もと法華宗の寺院高伝こうでん寺の九世天国泰薫が再興したといわれる。「葉隠」には、円蔵えんぞう院の村了和尚の処刑に反対し、その助命に失敗した高伝寺一一世湛然が東禅寺(東善寺)に逃れたとされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android