東岩代村(読み)ひがしいわしろむら

日本歴史地名大系 「東岩代村」の解説

東岩代村
ひがしいわしろむら

[現在地名]南部町東岩代

西岩代村の東にあり、東岩代川流域に広がる農村。熊野街道が通り、南東山内やまうち村。岩代の地名は「万葉集」をはじめ平安時代後期の公家の日記・紀行に頻出する(→西岩代村中世岩代庄の一部。慶長検地高目録では村高三九二石余、小物成五斗三合。宝暦一〇年(一七六〇)の両岩代大指出帳(「日高近世史料」所収)によれば田畑三三町九反余で高三九三石余、家数一五四で内訳庄屋・肝煎各一、御役家一三、無役家一三八など、人数五九五、牛四六、馬二、漁船一、地引網一、御高札場一、池三、井堰九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android